【不倫や離婚問題に！？】軽く見てはいけない産後セックスレスの解消法

お子さんが産まれてから現在まで、ご主人と夫婦関係はありましたか？

子どもが産まれるとどうしても意識のベクトルは子どもに向いてしまい、夫は蚊帳の外なんてこともよくあることです。

そのような状態を放置し続けると夫婦生活がないまま１年…２年…と過ぎていき、夫婦関係を再開させようと思ったときには「誘い方がわからない」「始め方がわからない」となって解決することがむずかしくなってきます。

この記事では、産後のセックスレスに悩んでいる方へセックスレスの解消法について紹介していきます。

セックスレスは努力で解決することができる問題です。

頑張って夫婦の仲を取り戻しましょう。

産後のセックスレス

日本性科学会では

セックスレスとは、特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1ヶ月以上ないこと

https://sexology.jp/

と定義されています。

つまり１ヵ月以上行為をしていなければそれは『セックスレス』に分類されるということです。

出産直後のお母さんの体は全治２ヵ月の交通事故に相当するレベルのダメージを負っているといわれています。

労働基準法でも産後８週間は労働を禁止しています。

つまり産後はセックスレスの定義にある「特別な事情」に該当するといえるので、１ヵ月という概念にとらわれる必要はないと思いますが、基準がないとわかりにくいので当サイトでは以下の条件を産後セックスレスに該当すると定義します。

日本はとくに世界と比較するとセックスの頻度が少ないことでも有名です。

少子化にも直結する問題なので、日本の現状を考えるとある意味社会問題ともいえますね。

産後にセックスレスになる人は意外に多い

産後は母親の体のダメージが大きいことや生活環境が大きく変化するタイミングということもあり、夫婦生活を再開させにくい時期です。

そんな産後は細かく見ていくとセックスレスになる理由がいっぱいあります。

これだけ理由が立ち並ぶ産後は、セックスレスになっても全然おかしくありません。

実際にベビカム株式会社によって実施されたアンケート結果では回答者の約３割が産後全くセックスをしていないと回答しており、極端に頻度が低い「年に数回程度」と回答した人と合わせると半数以上がセックスレスの状態に陥っているといえます。

（引用元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000272.000007518.html）

産後セックスレスになる原因

セックスレスになる身体的な理由

セックスレスになる感情的な理由

セックスレスになる物理的な理由

セックスレスの解決法４選

セックスレスを解消する方法はざっくり以下の４つです。

セックスレスについて腹を割って話し合う

セックスレスの話題はとても切り出しにくいですよね。

だからつい避けて通りがちになりますが、性の価値観はお互いにすり合わせておかないといつまでたっても問題は解決しません。

予想していなかったことが原因でセックスレスになっていた場合、原因の解消ができず見当違いな方法でアプローチをしてもすべて空回りに終わってしまう可能性もあります。

気乗りしないかもしれませんが、セックスレスが辛いと悩んでいるのであれば一度腹を割ってパートナーと話し合ってみることをおすすめします。

日頃から体調を整える

セックスレスの原因の１つに体調が不調だからというものもあります。

体調が悪ければどんなに性欲があってもセックスする気がなくなってしまいますからね。

ED（勃起不全）や射精不全などの不調でできなくなるケースもあります。

それは女性にもいえることで、産後はとくに授乳や寝不足もあってセックスどころじゃなくなります。

精神面でもホルモンバランスが大きく崩れているタイミングということもあってイライラしやすく、攻撃的になりやすい時期でもあります。

体調が整っていない状態では他のところでどんなに努力をしてもセックスレス解消にはたどりつけません。

性欲をあげる（欲情させる）

産後のセックスレスは極端に性欲がおちているのも原因の1つです。

それは男女共にいえることで、パートナーの片方だけ性欲が強くてもダメです。

もし性欲の差が原因でセックスにできない状態であれば、性欲が減退している人の性欲をあげる努力をやってみましょう。

環境を変える

いつものセックスと雰囲気を変えるだけでも、ちょっとしたスパイスになって盛り上がることもあります。

産後は赤ちゃんが新しく家族に加わったという大きな環境の変化にあわせて、毎日せわしない日常が繰り返されるということもセックスレスを加速させる原因にもなります。

セックスレスが続くデメリット

一部の人たちから「このまま一生やらなくていい」「子供も生まれたしもうお役御免でしょ」などというセリフを聞くことがあります。

セックスとは子供を作るためだけの行為という認識でセックスレスを放置すると、さまざまなトラブルが起こってしまうことがあります。

愛情が薄れて不倫や離婚に発展する

したい時にパートナーが相手をしてくれないと、不安になったり悲しい気持ちになったりするものです。

悩む期間が長くなるほど、どうやってこの性欲を解消するかに思考のベクトルが向くようになります。

その結果、自慰行為（オナニー）で済ませたり、風俗に通いだしたり、不倫をするという行動にいきやすくなるのです。

セックスレスは離婚の際の有責事項に含まれるほど夫婦間での大きな問題として民法で認められています。

夫婦仲がギクシャクする

性欲は食欲や睡眠欲と並べられるほど生きていく上で重要な欲求なので、性欲が満たされない状態が続くとものすごくストレスが溜まります。

「セックスなんてしなくても死にはしない」

なんてセックスレスを甘く見ていたら、いつの間にかパートナーとの信頼関係が失われてしまいます。

セックスレスを放置すると、

など、不安定な状態になりやすくなります。

その結果、夫婦間でイライラし合ってギクシャクした仲になることもめずらしくありません。

長引けば長引くほど再開しにくくなる

セックスレス問題はできるだけ早く解決しておかないと、行為の切り出し方から思い出せなくなってしまいます。

妊娠する前は毎回夫の方から誘ってきていたので、自分からセックスを切り出す勇気もなければ始める方法すらわからず、かなり悩んだ記憶があります。

セックスレスは時間が解決してくれるものではないということです。

性器の劣化

セックスレス期間が長くなりすぎると、

悟りを開きます。

「もうセックスなんて一生やらなくていいや」という答えにたどりついてしまうのです。

そうなると、性器の機能も低下し男性はED（勃起不全）、女性は濡れにくく締め付けが悪くなるなどの性器の劣化がみられるようになります。

医学的にもセックスをすることで性器の血流が増加し、細胞組織を若く維持するといわれており、逆にセックスを長期間していない人の性器は老化が進んでいるという報告もあります。

潤いがなくなる

セックスレス期間が長期にわたると性器に限らず全身のいたる箇所で潤いがなくなりやすくなってきます。

実際に性欲に関係するホルモンには至る場所に潤いを与える効果があることが研究で解明されています。

• 眼球
• 唇
• 肌

セックスレスのイライラや緊張状態が続くと唾液や涙腺などの分泌が減ってしまいます。

逆に適度なリラックス状態が保てれば、良いホルモンがたくさん分泌されて新陳代謝を促してくれるのです。

定期的にセックスをして適度なリラックス状態を保てると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンやドーパミンがたくさん分泌されて新陳代謝が促進され、肌・口の中・眼球にまで潤いを促してくれるということです。

次の子どもが欲しくても作れない

セックスをしなければ子どもはできません。

家族が増えるということはライフプランや家計の見直しをしなけらばならないからです。

話し合いを切り出しにくいのであれば、セックスについてからではなく将来の家計（お金）についての相談という名目で話し始めて、未来の話が出た際に「じゃあ子供は何人くらいいる？」と子供の話を切り出してみるのも良いかもしれません。

次の子どもが欲しいと考えているのならパートナーと計画性をもって進めていくことが大切になります。

産後のセックスレス解消は簡単じゃないが解決できる

産後のセックスレスは原因を追究すればするほど根深い問題です。

その根底にあるのがパートナーとのコミュニケーション不足によるものだと考えています。

産後のセックスレスを早く解決したいと思うかもしれませんが、焦りは禁物です。

急いで解決しようとするのではなく、パートナーの気持ちを優先にゆっくり時間をかけて解決につなげることが一番の近道になると覚えておきましょう。