【なぜ夫婦関係が消滅？】産後セックスレスの原因３つとその対処法

産後はセックスレスになりやすいタイミングの１つです。

そのため産後の悩みでセックスレスという話題はとても大きな問題としてよく取り上げられます。

実際に産後のセックスレスが原因で夫婦仲がこじれてしまい、離婚問題にまで発展してしまうケースも存在します。

私も1人目出産後に１年以上のセックスレス期間があり、解決に向けていろんな努力を積み重ねてきました。

この記事では産後セックスレスになる原因と、セックスレスの対処法を具体的に紹介していきます。

今現在セックスレスに悩んでいるということは、解決に向けて努力をするチャンスでもあります。

この機会にセックスレス解消に向けて対処法を見出してみてください。

産後の女性のからだは大きく変化している

女性が出産するということは男性（もしくは本人）が思っている以上にからだが大きく変化しています。

まずは産後のお母さんのからだがどのように変化しているのかについて理解を深めましょう。

子宮の負担

産後は妊娠中に赤ちゃんが入って膨らんでいた子宮が急激に元に戻っていく時期です。

10ヵ月という長い期間をかけて広がった子宮は、赤ちゃんが出た瞬間から妊娠前の状態に戻ろうとします。

後陣痛が終わった後でもお母さんの子宮は妊娠前と同じ状態までに回復したわけではなく、しばらくは悪露が出続けたりすることもあり子宮のダメージが残った状態が続きます。

そのような状態なので、出産直後のお母さんはとてもセックスのようなからだの負担が大きい行為はしばらくできなくなります。

授乳がはじまる

出産後お母さんは赤ちゃんに母乳をあたえる必要があります。

赤ちゃんを出産すると子宮から胎盤を取り出しますが、胎盤が子宮から剥がれた直後から脳は母乳を作るホルモンを分泌しはじめます。

胎盤が剥がれてから、お母さんのおっぱいの中ではひっきりなしに母乳が作られ続けるので、

おっぱいに母乳が溜まる ⇒ 赤ちゃんに飲ませる ⇒ 一時楽になる ⇒ またおっぱいに母乳が溜まる

を卒乳するまでくり返し続けます。

母乳が空っぽになった瞬間は一瞬楽になりますが、すぐにまた母乳が作られておっぱいはパンパンに膨れ上がります。

産後はそのサイクルを１年以上続くことになるので、

という理由からおっぱいに触れられたくない状態が続きます。

完全ミルク育児でも産後すぐに母乳の生成が止まるわけではないので、しばらくおっぱいが痛むことがあります。

ホルモンバランスがくずれている

妊娠中から出産後にかけてお母さんのからだの中のホルモンバランスは大きく変化します。

ホルモンバランスが安定していないので産後のお母さんの精神状態は不安定になりやすく、イライラしやすくなったり落ち込みやすくなったりします。

さらに新生児の育児に追われている環境なので、食事や睡眠すらまともにとれません。

時期的には、夫婦生活よりも体の回復にあてたい時期でもあります。

産後は生活環境も大きく変化している

産後ということは当然赤ちゃんという新しい家族が増えるということです。

家族が増えるということだけでも一大イベントですが、それが新生児となると今までとの生活スタイルが一変するレベルで変化します。

一般的に環境の変化に順応しやすいのが母親だと言われており、父親は母親より少し遅れて親になる実感がでるといわれています。

夫婦生活の再開のタイミングが夫婦間で意見が食い違い、その結果長期にわたるセックスレスに発展することもめずらしくありません。

セックスレス問題解決には原因の究明は必須

セックスレスを解決するためには原因を特定する必要があります。

数ある解決法をいくつも試したとしてもセックスレスになった直接の原因が解消されなければ、いつまでたってもセックスレスの解決にはつながりません。

セックスレスを解決するために最初にやるべきことはセックスレスになった原因の究明です。

ですが一言に「産後」といってもセックスレスになる原因は夫婦によって細かい理由は違ってきます。

手っ取り早いのは直接本人に理由を聞くことですが、性に関することということもあって、なかなか話題を切り出すのもむずかしいと思います。

そのような方は、以下の記事を参考にしてみてください。

産後セックスレスになる３つの原因

産後セックスレスになる原因は各夫婦によって様々ですが、大きく３つに分類されます。

セックスレスになる身体的な原因

セックスレスになる感情的な原因

セックスレスになる物理的な原因

原因別セックスレス対処法

原因別で、それぞれのセックスレス対処法を紹介します。

身体的な理由でのセックスレスの対処法

病気などが絡む問題であれば病院を受診してしかるべき治療を受けるようにしましょう。

病的な問題が絡まないケースであれば主に以下のことで解決できることが多いです。

産後ということもあってどちらも簡単にできることではありませんが、冗談抜きにどちらもセックスレス解消の再現性が高いです。

とくに筋トレには、

などの効果が見込まれます。

ただし筋トレは体調が良くないときにムリをしてしまうと体調不良を悪化させてしまう可能性があるので、必ず体調が悪いときは運動を控えて、しっかり体を休ませましょう。

匂いが原因でセックスレスになるケースもあります。

『においフェチ』という言葉が存在するほど、匂いで欲情する人が多いのも事実です。

体の臭いが気になってセックスができないという方は以下の記事を参考に対策してみてください。

感情的な理由でのセックスレスの対処法

産後に限らずですが、セックスレスの原因のほとんどが感情的な理由によるものが大半をしめます。

そもそも性欲そのものが感情の１つのようなものですからね。

なので性欲が比較的弱めの人ほど邪念が入るとセックスができにくくなる傾向にあります。

たとえば

などのトラウマが性欲を上回ってしまうと、セックスする気が起きにくくなります。

そのような感情が絡むセックスレスの対処法で大切なことが

ことが重要になります。

かといってそのまま放置し続けていればセックスレス期間がいたずらに延長するだけです。

ではどうすればいいのかというと、

最初から挿入することにこだわっていると、問題解決に時間がかかりすぎてイライラしやすくなります。

セックスレス解消の最初のステップは、まずはお互いの肌に触れあうことから始めましょう。

日常的にスキンシップできるようになれば、セックスレス解消まであともう少しです。

あせらずゆっくり夫婦での触れ合いを楽しめるようになりましょう。

物理的な理由でのセックスレスの対処法

産後セックスレスでよく出る話題で「子どもがいるからできない」「義両親と同居してるからできない」という意見をよく聞きます。

たしかに子どもが小さいうちは一緒に同じ布団で寝るご家庭も多いので、子どもが気になって横でイチャイチャしにくい状況だと思います。

そのようなときの対処法はとてもシンプルで、

ホテルに行くなど「場所を変える」ことが効果的です。

家とは違ってラブホテルだったら声を控える必要はないですし、情事後はのんびりお風呂に入ることもできます。

あとは子どもがいるのにどうするかという問題もありますが、それについては先人たちの体験談がとても参考になるのでこちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

今回は産後セックスレスの原因とその対処法について紹介していきました。

産後はお母さんのからだの変化と環境の変化という要因が複雑に絡み合ったセックスレスになりやすい状況です。

セックスレスを解消するためには、セックスレスになった原因を突き止めることから始めなければいけません。

原因がわかったら、原因の解消に向けて努力していきましょう。

相手の気持ちを置き去りにした行動は必ずどこかで亀裂が入るものです。

セックスレスは性欲を解消するためだけのものではなく、夫婦ともに信頼関係を長く続ける大切なコミュニケーションの１つなので、パートナーの気持ちを優先的にステップを進めていきましょう。

今回紹介した方法は、私や友人たちの間でも再現性があったセックスレス解消法です。

現在進行形でセックスレスに悩んでいる方は是非今回紹介した方法を参考にしてみてください。